土日は金。

2002年8月2日
ひととひととのつながりは
得てして妙。
偶然と必然の微妙なバランス。

とか思う程に出会いというものはあるのである。

それは決して恋人に限らずね。


漫画家先生(以下師匠とす)との出会いもそう。

ちょうど迷っていたころ。
漫画というものでどこまでやれるのか、
本格的に取り組みたいとおもっていた時に

友達づてで何度か面識はあった師匠がちょうど新連載を起こすというのでアシスタントの話がトントンと決まった。


師匠は女流作家である。世間的にはマイナーであり、そして絵がべらぼうに上手い。

このひとの「絵」は世界に通用すると思う。
原稿を見る度確信めいたものを感じる。

でも師匠がここまでマイナーで来てしまったのは、元来の人間ぎらい(対人恐怖)と欲のなさ。

だからきっと師匠はこのまま。マイナーなまま埋もれていってしまうのだろう。

私も同業を目指す者としては現段階からライバルであるのであるが、師匠はそんなギスギスしたクリエイター同士の確執を一番苦手とするのだろう。

私の作品を一読者として楽しみにもしてくれ、師匠としてアドバイスもくれる。

師匠の作品に対する自他共に厳しい姿勢、そこから産み出される作品を尊敬している。しかし敬意を持っているからこそ、その志の低さに嘆息する。

しかしそこを含めたものが「人間として」の師匠の魅力を構成しているのであり、私が師
匠と友人としてつきあうことができる所以でもある。


彼女は、師匠は今の生活で満足しているのだろうけどね。

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