昨日の続き。

2002年9月24日
自分の事を油断してくれる。
何をしても受け入れてくれる。

そんな存在ってなんて安心するんだろう。
目が覚めた遅い朝、軽いキスを交わして。
チェックアウトぎりぎりまでごろごろと今日の予定について話ながら過ごす。

どこに行きたい?と聞いても突飛な所を指定する彼女じゃないから、無難なデートコースになった。

お台場で映画観て。ごはん食べてウインドウショッピング。

CD屋に立ち寄って、彼女が誕生日が近いと言うから2枚ほどプレゼントにした。

こんな簡単な事で喜ぶ彼女はかわいいと思う。


ひとつ、ひとつ、自分の話をして、彼女の話しを聞いて、お互いの事を知って行く。
ゆっくりと仲良くなっていくけれど、それが恐くもある。
「友達として」仲良くなりすぎる事は、彼女を「そういう目」で見られなくなってしまうかも知れない、と。


帰りの車中、途切れがちな会話。
沈黙が苦痛にならない。それは信頼が築かれてきているから。
お互いが油断できる間柄になっている。
そんな沈黙は心地よい。

駅に着いた。別れの時間だ。
彼女があまりにも寂しそうな顔をするから、
降りようとするその腕を強引に引き寄せてキスをした。


彼女は目を閉じていた。
そんな行為にも慣れた証拠。
触れた唇はすぐに離して、
耳元でまたね、と囁いて微笑む。


びりっ、と背中に電気が走った。


これが恋になってきているかは
まだわからない。

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